骨の髄まで慯い

音楽馬鹿の節約生活

折りたたみ自転車で北海道から東京へ向かった。ゴール編

別連載

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朝六時頃、犬の吠える声で起きた。
大型のバンでビーグル犬と一緒に旅行している人が立ちションベンにでも来たらしい。いい目覚まし代わりになった。

愛犬(ワンコ)と行く旅2017-2018 ペットと泊まれる宿選び&ドライブガイド (CARTOPMOOK)

珈琲を飲むためにアルコールストーブでお湯を沸かしながら、昨夜の事を考える。


昨夜はどうやら私の想像力が豊か過ぎるせいで取り越し苦労をしてしまったらしい。緊張のしすぎか、ちょっと風でテントの端が擦れた音だけで目が冷めてしまう始末だった。

更に言えば、この地域に雷注意報が発令されたらしく、横にまって微睡みながら車の通り過ぎる音でかき消されている警報の声と雷の音が雨が落ちるテントの中で聴いていた。

そんな状況だったお陰で寝不足気味ということもあり、お湯が沸騰してインスタント珈琲と昨日に半額で買っておいたチョコクロワッサンを摂取してからも、昨日とは違い穏やかな太平洋を望みながらのんびりとしていた。

 

天気はすごく素敵で海沿いを走るととても気持ちがいいのだろうと思うのだが、今日のルートは日立からさいたま経由で都内に向かう。だから残念ながらずっと六号線でもこれまでとは違って少し内陸の方になってしまう。


それによって野宿出来る所が減って来る事が一番心配だったので残りの百五十キロの道を走りきる事にして、もしも駄目そうなら江戸川でも荒川でも利根川でも河川敷に泊まる計画で進むことにした。

 

沢山の白ワイシャツ姿の社員がひたちなか駅から出勤していくのを尻目に道を下っていき、水戸には納豆が有名だな、などと思いながら中間地点である土浦のイオンに昼頃着いた。

 


安くてお得な海苔弁当と塩おにぎりの三個パック、飲み物は一リットル紙パックレモネードという一見は豪華そうに見えて、質より量を詰め込んだメニューをフードコートで腹に詰めて、さあ退屈な六号線を脱出しようとしたとき、

 

定年後にしてはしっかりとした身体付きで、いかにも山登り等のハードなアクティビティを楽しんでいる、または楽しんでいた。という風貌のお爺さんに声をかけられた。


「日本一周しているの?」
またこのセリフだ。私の自転車には「日本一周中!」というプレートはついていない。
否定して説明するのも面倒なので、私は肯定の返事をした。


すると、最初は少し驚いた様子だったが実は自分もランドナーで日本一周していたり、色んな山を登ったりしていて、近々北海道にも行くという旨の話を始めた。


東京以北は行ったので、この際ならばいつかは南にも旅に出たいと思いつつあった。なので、お爺さんの九州一周や四国一周の話は情報が古いにしても、なかなか興味深かった。


しかし正直なところ、三十分も話し込んでしまったし雨もポツポツと落ちてくるようになっていた時だったので、飲み物くらい奢ってくれないかな……などと邪な考えが一割程度に頭の片隅にあって会話をしていたところもあるにはあったと白状しよう。

 

それから再び走り出したものの、ここから六号線をずっと真っ直ぐで、良い景色も無ければアクシデントもなく走りきってしまった。


なので特には特筆すべきことが無い。


強いて書くならば、同じく自転車で北へ向かう人に向けた情報として、六号線と四号線を比較すると道幅が広い四号線の方が走りやすい。ということだろうか。

 

都内から四号線で福島市郡山市まで向かい、それから山越え、または輪行で太平洋側に向かい六号線に入ると、仙台から八戸もなかなか楽しいルートになるのではなかろうか。

 

 

それはさておき、あたりはすっかり暗くなったところで、千葉県野田市の行きたかったデカ盛りの定食屋「やよい食堂」の横を過ぎ通り、越谷市は埼玉県にようやく入った。
途中、デイリーヤマザキ焼き鯖寿司を腹に詰めた事もあり少し遅れ気味かと思っていたが、どうやら日付が変わる前には到着できそうだった。

 

 


しかし、それによって当初の予定だった彼女のアパートに泊めてもらうつもりが却下されてしまい、埼玉の浦和区辺りで焦りインターネットの少ない友達にTwitterでダメ元で呼びかけたところ二人程声をかけてくれた。(その節はありがとうございました)


取り敢えず、まだぎりぎり銭湯に間に合う時間だったので前に住んでいた浦和区の与野にある銭湯に向かおうとしたのだが、本当にぎりぎりで間に合わないことが判明して汗だくのまま荒川に泊まり、荒川アンダーザブリッジをする"ところだった"。


『ところだった』と過去形なのは結局、彼女の家で無事にシャワーと布団を借りることができたから。

 

 

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越谷に入ったころは日が沈みかけていた。

 

 

こうして、札幌から苫小牧、そこからフェリーに乗って仙台に着き、太平洋側の福島を経由して東京までの折りたたみ自転車での旅は無事に終了した。

なかなか行きとは違った面白さがあった旅立った。

 

行きの「東京から北海道で折り畳み自転車で向かったレポ」についてはこちらで更新していますので、フォローください。

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あと、

この旅に関しては、「なるべく野宿」「福島の現状を観る」「無理はせず一日走行距離六十キロ」「無駄遣いしない」といった目標を掲げて行った。


その結果も具体的に以下に書いていくので一つの参考にしてほしい。

 

走行距離、約423.9km
日数、五日間

 

一日目

71.0 km

5 時間 40 分

 

二日目

63.3 km
5 時間 21 分

 

三日目

68.5 km
6 時間 14 分

 

四日目

68.1 km
6 時間 7 分

 

五日目

153 km
13 時間 38 分

 

かかった金額は主に食費+フェリー代のみで16,843円。食費といってもマカロニとレトルトカレー2食分と米5号は持参していったので含まれていない。水もなるべくトイレや公園で汲むようにして節約。出費の大半が味がついた飲み物と軽食兼行動食としてコンビニの菓子パンを食べていた。

ちなみに輪行料含めた二等室のフェリー代は、8700円。

 

ぶっちゃけ時間と快適さを求めるならば、格安航空券かJRの乗車券を購入したほうがいい。でも、目的があったので自転車で帰った次第というわけ。

参考になれば幸い。

 

その他の使用した自転車や装備品については番外編で紹介していますのでそちらも併せてごらんください。

 

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