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骨の髄まで慯い

音楽馬鹿の節約生活

今更ながらイリアの夏UFOの空を読んだ

ライトノベル界の中でも文章力があるといわれている秋山瑞人氏の代表作。

この作品はセカイ系といわれる、キミ(女)とボク(男)の関係性(主に学生同士)の中で世界規模の大きな問題が起こりそれに立ち向かっていく……というような構成、設定で語られるカテゴリーがあるのだがそれに準ずる。

そのカテゴリーの作品は世代もドンピシャであり個人的に好きでよく読んでいたのだが、この作品はたった4巻なのだがなかなか読み進めることができなかった。おそらく古本屋で購入してから3年越しで読了できたのではなかろうか。

 そんなことはともかくとして、本作の感想は

 

文章力というのが何を指すのかはわからないが、確かに”いわゆる”ライトノベルという作品達よりも地の文が面白く、リズミカルでこういう作品の礎の下に今の作品達があるのだと感じた。

そもそもセカイ系というカテゴライズも今や古いものとなっているが、やっぱり自分にとっては新世紀エヴァンゲリオンブギーポップは笑わない、そして新海誠作品らというのはバイブルであり、礎となっているのだ。

そういう思い出補正をもっていても面白いと感じるのだが、今現在幾多のライトノベルを含めた似たような設定、構成の書籍というのは生まれていて、そういった最新のものと比べると、不朽の名作にはなり得ておらずあくまでもライトノベルという城の礎の一部だった。15年の歳月というのは残酷と嘆くべきか、素晴らしいと喜ぶべきか。

それにしても、ライトノベルというものに出会って15年も経つというのは残酷だ……時の流れは怖い。

昔に比べると読書量はめっきり減ったのだが、性というか株をやっていないのに経済新聞を眺めるような感覚で、本屋に立ち寄ってはちょくちょくライトノベルコーナーをはじめ、アニメ化された作品、話題の作品というのはチェックはしていて、今回のような10年以上前の作品を読み返してみると改めて流行り廃りが早いカテゴリーだと思う。

早い話何が言いたいのかというと、

今、こういう作品書いても絶対に売れないなー

ということを読み終えて思った。 

 

まあそんなに言うほど読書家でもないので思ったことをツラツラと書いてみた次第。