骨の髄まで慯い

音楽馬鹿の節約生活

部屋を汚くしてみると探し物が見つかった

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私がここに引っ越してきて一年と半年が経ち、ここに住むのも残り半年足らずとなった。

去年の上半期は無色な無職を謳歌していたようだった事が去年の家計簿のページを開いてみてわかる。出費は今と変わらないが収入がほぼ零だからだ。ちょうど八月のページには相当切羽詰まっていたようで母親から三万円を借りたことが記載されていて未だに返していない事実が頭の引き出しから出てきそうになり、それを無理やり押し込めて元に戻しておいた。

 

今年も上半期も終わるということで、蝉の声も日を重ねるごとに少なくなり、その声を追いやるように、夏の気配をかき消す様にして気の早い秋の虫たちが続々と鳴き始めてきている。私はそろそろ荷物の整理を始めようかと思い立ち、夏物衣服の処分や書類の整理をしていると調子が出てきたのか、ふと気づくと模様替えを始めているではないか。六畳間に収まる、私の持つすべての家財道具。

小学生のころから買いためてきた段ボール一杯のゲーム機やソフト。

荷物の半分を占める音楽機材。

一度も吹いたことのないアルトサックス。

買ったもののイマイチ使いどころがないベースギター。

あまり多くない、ほぼユニクロ産の衣類。

 

こうして全部を目の前に出してみるとうまいこと見えないように整理していたのだと実感する。それが何となく自分の性格を表しているようで、まだ片付けが終わっていない六畳間の真ん中で悲しい気持ちになった。整理しなくてはならない事から逃げるように見えないところに仕舞っておいて、後から早めに片づけて置けばよかったと後悔するのだ。本気でやれば、ある程度のクオリティーまで持っていける自負は在るくせに疲れるから面倒だからと言い訳付けてやろうとしない。野心を持ちそれを成し遂げようと努力してる振りを自分しか見ていない劇場のステージで演じている。本当は完璧主義だから波風立たないように目立たないように死なないように殺されないようにしながら生きている。そういう部分が大嫌い。だけど演目が終わったらスタンディングオベーションで歓声を送るのだ。私だけが自分を応援してくれる唯一の観客であり役者だから。