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骨の髄まで慯い

音楽馬鹿の節約生活

夢メモから編集したss

節約術

メモ

声帯の震わせ方を忘れてしまい助けを予防とベランダにでて二人を追って隣のベランダを伝って行こうとするもしないで、喋れなくなり一晩寝たら治るだろと思って寝て、起きるてなんかリアルな夢からさめたなと思って声を出そうとしてみても声がでなくて、こりゃまずいなと病院に行こうとおもって砂漠のコンビニおっさんがぎゅうぎゅうで車泊してる、からコンビニの扉が空いていたから強盗を考えるもおっさんが寝てたからやめた、病院に行こうと砂漠の入り口をみると4wdがバックして来て急発進、交差点手前で止まり勢いつけたのになんで止まってんねん、病院にいくかーおわり

 

 

私は目が覚めた。

いつの間にか授業中に居眠りをしてしまったようで、すっかり放課後になってしまったらしい。開け放たれた窓からは橙色の夕日が私の顔を照らしていて私は目を細めた。

ふと気づくと、せっかく買ってもらった真新しい詰襟の学生服の裾には多量の涎が付着してしまっている

「あーしまった。これはまた母にドヤサれるぞ」

私はそうやって独り言を誰もいない教室で呟いたつもりだったのだががらんとした教室は依然として無音の儘であり、私の口からは空気だけが抜けていく。

「・・・!?」

声が出なかった。

 

いったいどういうわけだか私の声帯は全く震えず、喉からは穴の開いた風船のように空気だけが抜けていくのだ。どうやら、私はこれまでにどうやって自分の声帯を震わせて発言というものをしていたのかを忘れてしまったらしい。

これはいうなれば寝て起きたら心臓が止まっていて、よーし体を起こす前に心臓を動かしてっと……。というように自分では自然にやっていたことを自分の頭から身体に命令を与えるというプロセスを追加しなくてはならないような事態になってしまったのだ。大げさに言うとだが。

いったいどうしたものか。と悩んでいてもしょうがない。私は悩むのが大嫌いで、まず行動という選択ばかりしてきた。

まずは、自分以外の人間を見つけて事情を話し......いや、話すことはできないが、とにかくアイデアを乞おう。そのためにも、この誰もいない教室から脱出しなくてはならない。

 

意を決して、教室のベランダに出る。

隣の教室には誰かいるかもしれないが、そのためには教室ごとに設置されているベランダの隙間、約二メートル程の隙間を飛び越えて移っていかなければならない。

ここは三階の教室。もし落ちても足の骨を折るくらいで済むだろうか。壁を伝っていっても向こう側には届かず、飛び込んでいくしかなさそうなのだが、もしも失敗して下に落ちてしまったら、きっと痛いだろう。

 

いや、待てよ。

もしかしたら、これは何もかもが夢であり、夢の中で再び寝たら夢が醒めるかもしれないじゃないか。

それに夢じゃなかったとしても時間の経過とともに誰かしら様子を見に来て、その時に事情を説明したらいいじゃないか。

なにも運動神経皆無の私がこんなアニメの主人公みたいな格好が良いことをする必要もなかったのだ。

 

そうと決まれば再び寝よう。おやすみなさい

私は腕を枕に、自分の机で再び睡眠に入ったのだった。

 

zzz

 

目が覚めると再び場面が変わっている。

ここはいったいどこなのだろう。先ほどよりも幾ばかりか時間が経過したようで、すっかり閑々照りのお天道様がちょうど真上にいらっしゃる。それに机が無くなっており、私は膝を抱えて寝ていたらしい。今、座っているのは細かい黄色い砂の上だった。

再び、私は声が出るのか試してみたがやはりだめだった。

 

兎にも角にも、現状を嘆いていても仕様がないのである。ポジティブシンキングあるのみだ。せっかく外に出れたのだから病院に行って先生に診てもらわねばならない。

私は立ち上がって、おしりと手についた砂を払うとあたりを再度見渡した。

先ほどは気づかなかったが近くにコンビニエンスストアがあり、その駐車場ではボロボロでもう動かないのではないかという見た目をした軽自動車が停まっている。

持ち主が居ないかと近づき、車内よく見てみると大きな身体の煤汚れた肌を露出した歳は四〇代だろうか、男性が大きなイビキを欠いて体を社内に圧迫されながら寝ていた。

 

あまりにも汚く、話しかけたくない人相だったので彼に声をかけるのは止めて、コンビニエンスストアの入り口辺りで話している二人組の男性の様子を伺った。

「いいか?『俺が手を挙げろ!』って言ったらお前はこういうんだ『強盗だ!』ってな」

「わかった、それからどうする?」

「それからは、店員にタマぶっぱなしてレジをぶっ壊して終いよ」

 

どうやら二人はこれからこの店に強盗にはいるらしい。邪魔をしない方が良いだろう。

 

 

店から銃声が聴こえた時には、すでにその場を離れていて段々と黒いセメントで出来た道路を見ることが多くなり、砂だらけの地面が終わろうとしている場所まで歩いてきていた。向こうには十字路があってそこには見慣れた信号機が一つだけ光も燈さず真ん中に立っている。

 

ぶるろろろ!

暑さに項垂れていた私は突然の大きなエンジン音に驚き、音のする方に頭を上げて目を見開く。

なんと進行方向からものすごい勢いで四輪駆動車がやってくるではないか。しかもバック走行で。

がちゃん!

いつの間に現れたのかわからなかったが、その車は交差点の真ん中で信号の柱にぶつかって止まった。

私は急いで現場に向かい、乗客の安否を確かめようとしたのだったが、どうやら要らぬ心配だったようだ。

不思議なことに四輪駆動車の運転席には誰もおらず、ボンネットもトランクも助手席もあらゆる人が入れる空間を探したが運転手は出てこなかった。

 

事故を起こしてしまったが、エンジンはまだ動くのだろうかと考えて、試しにエンジンキーを回してみる

ぶるるるう

どうやらまだ走れるらしい、正直にいうと運転はしたことがないのだが、こんな状況下ではツベコベ言ってられない。

私は運転席に乗り込み、しっかりとハンドルを握りしめて、

「いざ、病院へ!」

思い切りアクセルを踏み込んだ。